【8月企画展開催予告】吉祥寺「マティス展」、軽井沢「パリの異邦人~ミュシャからフジタまで~」

マティス「ニース」 ミュシャ「ショコラ・マッソン/ショコラ・メキシカンカレンダー」

こんにちは。
ブログをお読みいただきありがとうございます。

突然の夕立など不安定な天候が多い今日この頃ですが皆様体調など崩されていませんか?
いよいよ、梅雨明けもすぐそこ。サンサンと太陽の照りつける本格的な夏が、梅雨の終わりを今か今かと待っているかのようです。

「霞の茶室」(ARTCOURT gallery HPより)

先日のこと。
そんな夏の訪れを涼やかに迎えられそうな、藍染家・福本潮子さんの作品に出合いました。

福本さんは京都で染織家に師事していた縁で藍染にめぐりあい、深い精神性を湛えるその藍色に魅了され、以後様々な染色技術を駆使しながら深い藍に染め上げた布を用いて空間表現を続ける芸術家。
日本文化に根付いた現代アートとして高く評価され、これまで世界の錚々たる美術館に作品を収蔵されています。

「太陽の道」(藍工房 石亭HPより)

たなびく布地に映える爽やかな藍の青を眺めているうちに改めて気づかされたのが、「色覚」を通して育まれる私たちの感性。
福本さんの紡ぎだす「深遠な藍色」は、涼という季節感だけでなく、
心の安らぎや幽玄的な感覚まで無意識に与えてくれるようです。

来月のギャルリー・アルマナック吉祥寺企画展では、福本さんの創作する藍と同じように、私たちの「色覚」や「色彩」に訴求する芸術で
20世紀初頭の美術界を震撼させた色彩の魔術師、アンリ・マティスを1年ぶりに特集。
生前マティス自身が手がけた版画を中心にした約30点を展示いたします。

軽やかに流れるさらさらとした線と、エネルギッシュなパワーに溢れた鮮やかな色に溢れたマティスの作品とともに
夏の暑さも吹き飛ばす不思議な魅力に包まれてみませんか?

開催期間は8/2(火)から8/31(水)まで。
会期中の皆様のお越しを心よりお待ちしております。

マティス「インコとセイレーン」

藤田嗣治「メッサリーナ」

 

なお、姉妹店アトリエ・ブランカ軽井沢では、
「パリの異邦人~ミュシャからフジタまで~展」を開催。

ミュシャやシャガール、藤田をはじめ、ピカソやミロ、浜口陽三や長谷川潔など、祖国を離れ芸術の都パリに”外国人”として生きた画家を特集いたします。

彼らは、異邦人である弱みをどのような個性に変えて戦い、やがて受け入れられていったのでしょうか。

今夏、軽井沢近郊にお出かけのご予定の方は是非、アトリエ・ブランカ軽井沢にお立ち寄りくださいませ。
美しい絵画作品やアンティーク品を取り揃えて皆様をお出迎え致します。
会期:8/1(月)~8/31(水)(予定)

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(R・K)