TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY「ハリウッド・ポートレート展」


こんにちは。
ブログをお読みいただきありがとうございます。

先日銀座エルメスのプライベートシネマにて、1969年に公開されたロードムービーの名作「イージー・ライダー」を鑑賞しました。

アメリカの荒野をバイクで疾走しながら放浪する二人の男たち。
ヒッピーやフラワーピープル、ドラッグといった1960年代アメリカの若者文化を象徴する社会問題が良くも悪くも真っ直ぐに描かれています。

青春とは、若さとは、自由とは何かという、今の時代にも共通する普遍的なテーマと共に印象的なのが、ジャック・ニコルソン、デニス・ホッパーら俳優たちの存在感ある演技。
魅力的な容姿と名演で一世を風靡した往年の名優たちには、いつになっても色褪せない強烈なカリスマ性がありますよね。

「イージー・ライダー」


そんな名優たちの肖像写真を集めた「ハリウッド・ポートレート展」がTOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHYにて5/17まで開催されていました。

映画研究家であり、ハリウッド映画の写真を蒐集していたジョン・コバール氏(1940-1991)の膨大な収蔵作品の中から今回展示されたのは、ジェームス・ディーン、マリリン・モンロー、ゲイリー・クーパー、グレース・ケリー、グレタ・ガルボなど錚々たるハリウッドスターたち。
オリジナルのネガから現像された稀少なポートレート写真は、間近で見ると彼らの息づかいまで聞こえてくるような迫力がありました。


1991年に51歳の若さでエイズにより亡くなったジョン・コバール氏が追求した「写真媒体の芸術性の向上や写真文化の普及」。
彼が設立した財団は、その意志を引き継ぎ今も世界中でマルチな活動を続けています。

(R・K)