掘り出し物ザクザク?一期一会の出会いが楽しい骨董市


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世界中の街角で開催されているアンティークの蚤の市。
特にヨーロッパでは運河沿いや広場などの場所で定期的に開かれる人気の観光スポットでもあります。
たいていは人の集まりやすい近郊で行われ、無料で立ち寄れることもあって、そんな気軽さ、手軽さが骨董市の魅力の一つ。
日本国内でも毎週末必ずどこかで開催されている、といっても過言ではありません。
先日お邪魔したのは東京・平和島の骨董市。
1978年より開催されている日本最古の室内骨董イベントだそうです。
この由緒ある骨董市は約4500㎡という広大なスペースに、毎回300店近いディーラーが集まりその出品数は何と数十万点!
古今東西、千差万別。ありとあらゆる古いものが一同に会しています。
そんな膨大な品々からふと目にしたもの、手にしたもの。
さらにその中にこれは、とピンと来たものがあればまさにそれは”出会い”。
偶然という運命に導かれて手に入れたものはきっと私達の日常生活にスパイスを加える、いえ、もしかしたらあなたの人生を変えてしまう一品かもしれません。
そうした一期一会の巡り合わせがあるのも骨董市ならではですね。

以前こうした骨董市で偶然手にしたのがこちらの青磁のかけら。
実は中国・南宗〜明時代(12−17世紀)に作られた歴史的遺物。

さらに古い北宋の官窯で焼かれた無傷の完品であれば100億円はくだらない青磁でも少し下った時代の陶片になるとわずか1500円位から入手でき、箸置きやちょっとした副菜入れとしても使えてしまう手軽な骨董なのです。

破片と言っても元々は、中国の皇帝たちのために作られた気品ある器。
断面を見ると、釉薬が丁寧に均一に施されており熟練した職人達が手がけた逸品であることが伺えます。
一体どんな形をした器だったのでしょうね。

歴史や物語の詰まった価値あるアンティークの品々と暮らす。
思いがけなく出会った古いモノにはあなたのこれからの人生を豊かにする何かがあるはず。
そんな一品を骨董市で見つけてみてはいかがですか?

(R・K)

陶磁器

Posted by blanca