【軽井沢店】今季オープンしました!

こんにちは。
ブログをお読みいただきありがとうございます。

弊社軽井沢店は例年より1週間早く、先週の4/21(土)より今季の営業を開始しました。
初日と二日目の週末は素晴らしいお天気に恵まれ、汗ばむような陽気でしたが、大勢のお客様にご来廊いただきましたこと、この場を借りて御礼申し上げます。

お蔭様で創業30周年を迎えた弊社の軽井沢店も今年で開廊8年目。
オープニングの企画展は
「ミュシャとアール・ヌーヴォーの美術展」
「藤田嗣治とエコール・ド・パリの画家たち展」を同時開催中です。
アルフォンス・ミュシャと藤田嗣治、弊社の二大コレクションを中心とした展示内容を存分にお楽しみください。

 

ミュシャ 「秋」 リトグラフ ドーム兄弟 「蝶とタンポポ文花瓶」 藤田嗣治 「台所」 リトグラフ

今年の新入荷作品の中から、猫をこよなく愛した藤田にも因みまして、本日はエミール・ガレの「猫型置物」(作品詳細ページはこちら)をご紹介。

ガレの手掛けた花器や皿、扇などのジャポニスムの影響が色濃いファイアンス(軟質陶器)には息をのむ美しさがありますが、このユーモラスな表情には、思わず笑みがこぼれてしまいませんか?
猫や犬は大変な人気で、長期間販売が続けられたそう。
その他にはヤギ、オウム、フクロウ、ウサギなども作られました。

これらの動物たちは当時、マントルピース(暖炉の飾り棚)などに置かれ、眼福を与えてくれた存在だったようです。
瞳はガラスで出来ていますが、軽井沢店で皆様をお待ちしているこの猫、瞳孔が横に細長くなっている独特な作例で、さらに愛らしさが増しています。


「湖水風景文二段テーブル」(作品詳細ページはこちら)も今春の新入荷です。

天板の銘木を寄せ集めた象嵌細工は、木材による絵画表現と評される出来栄え。
脚部の木の枝を模したような造形も見事です。

砂や石や土でなく、植物そのものである木材を用いたガレの家具が生き生きとした存在感を持っているのは当然のことかもしれません。

ガレのアトリエのドアに刻まれた「 Ma racine est au fond des bois.(私の根源は森深くにある)」という言葉を裏付ける、自然への敬愛が込められているように感じます。

 

この他にも多数の作品をご用意し、来週末からのゴールデンウィーク中は無休で営業いたします。
軽井沢近郊へお越しの際には是非当ギャラリーにお立ち寄りくださいませ。

今年もまた、当ギャラリーで素晴らしい作品との出会いをお手伝いさせていただければ幸いです。

軽井沢店へのアクセスや営業時間などはこちら

(K・T)