【企画展 吉祥寺】海を渡った画家三人展 II

2019年2月4日

企画展概要

ギャルリー・アルマナック吉祥寺 2019/2/2(土)~2/28(木) open 11:00~19:00 無休

 


1月の新春アート・バザールは大好評をいただき、誠に有難うございます。

2月の企画展は「海を渡った画家三人展 II」と題し、エコール・ド・パリ時代にフランスで活躍した「藤田嗣治」「長谷川潔」「浜口陽三」の3人の日本人画家をピックアップ。
本展のために新たに入荷した作品を含む約80点を‟創立30周年記念特別価格(平成31年3月末まで有効)”にてご紹介させて頂きます。


藤田嗣治(1886-1968)がパリに渡った1913年当時、世界中の才能あふれる若者たちが、抒情と退廃と新しい芸術を求めてパリのモンマルトルやモンパルナスに集まりました。彼らはやがて『パリ派』と呼ばれるようになり、ピカソやシャガール、ドランら若き天才たちとともに、藤田もまた独自の創作技法「乳白色の下地」の圧倒的な美しさでパリ画壇の脚光を浴び、一躍時代の寵児となりました。

>>アトリエ・ブランカ所蔵 藤田嗣治 出品作品はこちら



長谷川 潔(1891-1980)は、1900年代のパリを舞台に活躍し、失われていた古典的銅版画「マニエル・ノワール(メゾチント)」を現代技術で復活させました。その幻想的な主題と繊細な描写、静謐な黒の世界は、まるで美しい悪夢のように魅惑的で、後世の画家たちに多大な影響を与えました。

>>アトリエ・ブランカ所蔵 長谷川潔 出品作品はこちら


浜口陽三(1909-2000)は、「メゾチント」の技法をさらに探求し、独自の「カラーメゾチント」を開発、それまでのモノクロのみの銅板画とはまた違う、新しい境地を切り拓きました。ベルベットのような柔らかな黒地に浮かび上がる赤や緑、黄の美しさは、観る者に鮮烈な印象を与えます。

>>アトリエ・ブランカ所蔵 浜口陽三 出品作品はこちら


三者三様に唯一無二の世界観をもち、その芸術性に対する世界的評価は高まる一方です。
今回の企画展では銅版画の他、パリで入手した藤田の肉筆画などを特別出品。

また、2月5日(火)には西洋アンティークのラインナップを一新
いつもご来店頂いている皆さまにも新鮮な気持ちで楽しんでいただけますよう、これまで展示していた作品の大部分と新入荷作品を総入れ替え致します。

会期は、2月1日から28日まで。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。


海を渡った画家三人展

展示風景





開催内容や価格など、ご不明な点は下記までお問い合わせくださいませ。

お問い合わせ
・TEL 0422-27-1915 (ギャルリー・アルマナック 吉祥寺)

ギャルリー・アルマナック 吉祥寺
営業時間:11:00~19:00 会期中無休
住  所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-18-15 アクセス