【7月企画展開催予告】ギャルリー・アルマナック吉祥寺「現代フランス人気作家絵画展」
こんにちは。
ブログをお読みいただきありがとうございます。
2020年の東京オリンピック開催に向けて、訪日外国人観光客向けのサービスや多言語対応化が進むこの頃。
多くの街や企業で観光客の誘致に向けた取り組みが行なわれていますね。
老舗ホテルの東京プリンスホテルでは、今年4月に内装を大幅リニューアル。
お客様をお出迎えする顔である1階ロビーには落ち着いた色合いの照明や調度品が置かれ、また美しい装花により華やぎが与えられ、さらにモダンな空間に生まれ変わりました。
そうしたホテルのインテリアに欠かせない装飾品の一つが、「絵画」ですね。
お部屋やホテル全体の雰囲気に合う作品を統一感よく飾ることは、お客様への直接的なサービスとは異なりますがホテル満足度にもつながるはずです。
リニューアルされた東京プリンスホテルは、どうでしょうか。
広々としたロビーの一角に掛けられていたのは、現代フランス人画家ベルナール・カトラン(1919-2004)の油彩。
カトランらしい明暗の効いた色遣いの作品が、内装のアクセントになっている深紅色と合わされた上品な空間演出です。
別の一角には、優しげなオレンジの作品。
こちらもカトランが手がけた作品ですが、油彩ではなく、直筆サインの入ったリトグラフ版画。
先にご紹介した油彩作品と比べて、軽やかな印象を受けます。
また、2階、3階エリアの各所には、同じく現代フランス人作家のアイズピリやカシニョールの作品も。
彼らの作品はそれぞれに画家の個性が表現されつつも、お互いに主張しすぎず、作品同士を近くに飾っても違和感がなく、他のインテリアにも合わせやすいのが特徴的です。
今回、東京プリンスホテルの室内装飾を拝見し、改めてそう感じました。
さて。
来月のギャルリー・アルマナック吉祥寺では、プリンスホテルを美しく彩っているカトラン、カシニョール、アイズピリを始め、ブラジリエ、ビュッフェ、ジャンセンなど主に20世紀後半に人気を博した現代フランス人作家にフォーカスした企画展を開催いたします。
当店の展示としては初の試みとなる「現代画家」の特集。
来月の企画展をどうぞお楽しみに!
(R・K)