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藤田嗣治　「婦人の横顔」　

Profil de femme

技法	：墨、水彩

制作年	：1929年

サイズ	：17×51 cm（扇型）/ 48×57 cm（額）

レゾネNo.	：

状態	：画面数か所に虫食い、折れ、ヤケあり

備考	：東美鑑定評価機構鑑定証書付 023-1567

購入数

DB-012251

Web価格 : 3,630,000円

軽井沢企画展特価 :

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作品解説

1930年に大阪心斎橋の柳屋画廊が発行した美術品販売目録『柳や』の表紙絵には本作とよく似た横顔の女性が採用されており、同じような構図やモデルを描いた作品が同時代に複数描かれてます。
柳屋画廊は竹久夢二の版画や便箋、短冊などの美術品を扱っており、刷子『柳や』は藤田の他にも北野恒富、岸田劉生など著名な画家が表紙を手掛けました。
また、1929年に出版された初めての随筆集『巴里の横顔』の表紙絵にも、同じく横顔の女性が描かれており、この頃の藤田が気に入っていたモチーフだということが伺えます。

＜参考画像＞
　柳屋画廊<tr>販売目録『柳や』

　柳屋画廊販売目録『柳や』　　　　　　　　　　随筆集「パリの横顔」 1929年
　第39号小唄の巻　1930年　　

略歴

藤田嗣治　Tsuguharu FOUJITA (1886–1968)

エコール・ド・パリを代表する日本人画家。現代においても最も有名な日本人画家として高く評価されている。猫と女性を得意な画題とし、日本画の技法を油彩画に取り入れた「乳白色の肌」の裸婦像は西洋画壇から絶賛を浴びた。その晩年まで制作意欲が衰えることはなく絵画のみならず、銅版画・石版画・木版画などの版画作品でも様々な名作を残している。線の描写が美しい裸婦や子ども、そして猫の銅版画、また色彩で魅せる石版画の母子像、味わい深い木版画など、藤田嗣治の高い芸術性と遊び心が伝わる版画作品の数々は、今もなお世界中の人々を魅了している。

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藤田嗣治　「婦人の横顔」

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