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藤田嗣治　「自画像」

Autoportrait
　

技法	：ポショワール

制作年	：1926年頃

サイズ	：45×30.5 cm（画）/ 66×51 cm（額）

部数	：不明（稀少）

レゾネNo.	：

状態	：良好

備考	：ダニエル・ジャコメ版　裏面に「Galerie Mantelet」のスタンプ

購入数

DB-011837

Web価格 : 660,000円

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作品解説

本作は、刷師ダニエル・ジャコメによるポショワール版画です。
ダニエル・ジャコメが手掛けた版画は、ポショワールでしか表現できない鮮やかな色彩と肉筆に近い版画が高い評価を得、人気を博しました。

藤田は1920年代にアトリエでの自画像を多く手がけました。
トレードマークである黒髪のおかっぱ頭に丸眼鏡姿の藤田は、右手に面相筆をもって頬杖をつきこちらを見つめています。その左肩からはすり寄るように覗くやんちゃな猫の姿を捉え、画室でのひとコマが忠実に描かれています。
仕事机の座卓の上には硯や紙など日本的な小物をあえて描くことにより、日本人画家であることを強調する意図が伺えます。

藤田は数多くの自画像を描いていますが、油彩では、1926年制作の「アトリエでの自画像」（下部画像参照）などが似た構図で描かれています。

※ダニエル・ジャコメ　 Daniel Jacomet (1894-1966)
20世紀前半のフランス・パリで活躍した版画家。ピカソ、シャガール、ルオー、デュフィ、ミロ、藤田嗣治、マティスら近代絵画の巨匠の版画を制作した。より原画に近い仕上がりにするため、ポショワールによる手彩色を組み合わせた高品位の版画を制作し、多くの画家の信頼を集めた。

参考作品：

「アトリエの自画像」
« Autoportrait dans l’atelier »

油彩 1926年 81×61cm（画）
リヨン美術館蔵

略歴

藤田嗣治　Tsuguharu FOUJITA (1886–1968)

エコール・ド・パリを代表する日本人画家。現代においても最も有名な日本人画家として高く評価されている。猫と女性を得意な画題とし、日本画の技法を油彩画に取り入れた「乳白色の肌」の裸婦像は西洋画壇から絶賛を浴びた。その晩年まで制作意欲が衰えることはなく絵画のみならず、銅版画・石版画・木版画などの版画作品でも様々な名作を残している。線の描写が美しい裸婦や子ども、そして猫の銅版画、また色彩で魅せる石版画の母子像、味わい深い木版画など、藤田嗣治の高い芸術性と遊び心が伝わる版画作品の数々は、今もなお世界中の人々を魅了している。

技法解説

｜版画

価格帯 (藤田嗣治)

藤田嗣治　「自画像」

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藤田嗣治　Tsuguharu FOUJITA (1886–1968)

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藤田嗣治 「自画像」

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藤田 嗣治 Tsuguharu FOUJITA (1886–1968)

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藤田嗣治　「自画像」

藤田嗣治　Tsuguharu FOUJITA (1886–1968)