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『ル・モア 文学と美術の一ヶ月』 ≪ Le Mois littéraire et pittoresque ≫
出版元 : メゾン・ド・ラ・ボンヌ・プレス 制作年 : 1899-1917年 技 法 : リトグラフ・木口木版
『ル・モア』は1899年に創刊された雑誌で、新作の小説や詩、芸術評論の他にも、科学や経済、国際情勢に関する記事なども掲載され、幅広い読者層をつかんだ月間文芸誌です。 表紙制作の依頼を請け負ったミュシャは、中央に配置したメダリオン型の枠に各月を擬人化した女性やキリストの生涯をテーマとしたシリーズを描き、さらに周囲の装飾模様や文字も考案。この構図はその後、表紙を担当する芸術家が変わってもそのまま引き継がれました。 ミュシャのデザインはこの美術文芸誌に統一感を生みだし、その独創的かつ個性的なデザインにより他紙との差別化に成功、12枚の女性像はのちにポストカードやメニューなどのデザインとしても用いられるほど人気を博しました。 円窓内の版画は有名彫師ボシャールによる木口木版。柔らかな丸みの枠に描かれた女性はどの月も個性と魅力に溢れ、縦長の大きなポスターや装飾パネルに描かれたミュシャの女性像とはまた違う魅力を放っています。
アール・ヌーヴォー様式が流行していたパリの世紀末を代表する画家。ポスター、装飾パネルを始め、挿画本、美術誌表紙、販促物などのために数々の優美な女性像を制作した。装飾デザインにも優れた才能を発揮。アール・ヌーヴォー期の寵児として活躍後、チェコに戻り、自身のルーツであるスラヴ民族の歴史を「スラヴ叙事詩」に描き上げた。