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藤田嗣治「ドランとマドレーヌ」
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藤田嗣治「ドランとマドレーヌ」

Derain et Madeleine

 
技法 :水彩
  
制作年 :1930年
  
サイズ : 21×14(紙)/ 36×29 cm(額)
 
状態 :良好
 
備考 :東京美術倶楽部鑑定証書付
  
価格ライン :300〜400万円
購入数

DB-013097
Web価格 : 3,850,000
創業38周年記念特価 :

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藤田嗣治「ドランとマドレーヌ」
藤田嗣治「ドランとマドレーヌ」
藤田嗣治「ドランとマドレーヌ」
藤田嗣治「ドランとマドレーヌ」

作品解説

本作は、1930年にパリで描かれた藤田の私的作品で、同時代のアンドレ・ドランと藤田の4番目の妻マドレーヌ(通称マド)との軽妙なやりとりを戯画的に描いた一葉です。

画面には、大柄で無口なドランと、細身で気の強いマドレーヌの対比を、藤田らしいウィットに富んだ備忘録として描いています。

 

- Mad "D’abord, tu n'as pas beaucoup de succés en ce moment, je vais vendre ton dessin"
マド(マドレーヌ)「ねえドラン、正直言ってあなたは今それほど成功していないわ。だからこのデッサンはわたしが売ってあげるわ」

 

- Derain "Ce que tu es vache, tu n’auras pas mon toile"
ドラン「なんて意地悪なんだ。だったら君に僕の絵はやらないよ」

 

当時、アンドレ・ドランはフォーヴィスムの第一人者としてすでに名声を確立しており、一方藤田は、エコール・ドパリの中で一目置かれる異質な存在だったことからお互いを認め合う存在であり、こうした皮肉も通じる関係性であったことがわかります。

芸術家同士の虚勢や皮肉、親密な人間関係が、藤田の観察眼と諧謔精神によって巧みに封じ込めらた一作です。

 

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 >> 「藤田嗣治の書簡 シュジーとイヴォンヌへ

略歴

藤田 嗣治 Tsuguharu FOUJITA (1886–1968)

エコール・ド・パリを代表する日本人画家。現代においても最も有名な日本人画家として高く評価されている。猫と女性を得意な画題とし、日本画の技法を油彩画に取り入れた「乳白色の肌」の裸婦像は西洋画壇から絶賛を浴びた。その晩年まで制作意欲が衰えることはなく絵画のみならず、銅版画・石版画・木版画などの版画作品でも様々な名作を残している。線の描写が美しい裸婦や子ども、そして猫の銅版画、また色彩で魅せる石版画の母子像、味わい深い木版画など、藤田嗣治の高い芸術性と遊び心が伝わる版画作品の数々は、今もなお世界中の人々を魅了している。

 



技法解説