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[新春逸品会] 絵画・版画 > 藤田嗣治　「親子猫」

藤田嗣治　「親子猫」

技法	：墨・水彩

制作年	：

サイズ	：55×34 cm（画）/ 71.5×50.5 cm（額）

レゾネNo.	：

状態	：良好

備考	：サイン、落款あり　共箱　東京美術倶楽部鑑定証書付

価格ライン	：500万円以上

購入数

DB-012610

Web価格 : 18,700,000円

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作品解説

言わずと知れた藤田の代名詞となった猫は、作品毎に様々な表情や仕草を見せ、時にはそっぽを向き、じゃれ合い、すり寄って甘えてくる気まぐれな猫たちの姿に魅了されます。

藤田は、1933年から1939年までの日本滞在期間に、銀座聖堂館内のブラジル珈琲販売宣伝本部の壁画、大阪そごう百貨店食堂の壁画、銀座コロンバン天井壁画など、次々と大作に取り組み、1936年には横幅５０メートルにもなる6曲一双の屏風絵を完成させました。
この屏風絵のモチーフとなったのは様々な構図で生きているかの如く描かれた猫たちの姿です。

本作は、巧みな墨の濃淡と淡く彩色された水彩のみで愛らしい親子猫の姿が描かれています。
当時掛け軸として表装されており、同時代（1930年代中頃）に描かれたものであると推測されます。

＜参考画像＞

　　「猫」6曲一双の屏風（部分）
　　1936年　水彩、墨
　　（ベルナール・ビュッフェ美術館蔵）
　　

略歴

藤田嗣治　Tsuguharu FOUJITA (1886–1968)

エコール・ド・パリを代表する日本人画家。現代においても最も有名な日本人画家として高く評価されている。猫と女性を得意な画題とし、日本画の技法を油彩画に取り入れた「乳白色の肌」の裸婦像は西洋画壇から絶賛を浴びた。その晩年まで制作意欲が衰えることはなく絵画のみならず、銅版画・石版画・木版画などの版画作品でも様々な名作を残している。線の描写が美しい裸婦や子ども、そして猫の銅版画、また色彩で魅せる石版画の母子像、味わい深い木版画など、藤田嗣治の高い芸術性と遊び心が伝わる版画作品の数々は、今もなお世界中の人々を魅了している。

価格帯 (藤田嗣治)

藤田嗣治　「親子猫」

作品解説

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技法解説

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