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[新春逸品会] 絵画・版画 > 藤田嗣治　「少女」

藤田嗣治　「少女」

Fillette

技法	：墨・水彩

制作年	：1939年

サイズ	：27×24 cm（画）/ 52×48 cm（額）

レゾネNo.	：SDB 39.19

状態	：良好

備考	：右下にサイン　東京美術倶楽部鑑定証書付

価格ライン	：500万円以上

購入数

DB-012503

Web価格 : 9,900,000円

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作品解説

1939年4月、日本からアメリカ経由で再びパリへと帰った藤田でしたが、同年8月の第二次世界大戦勃発とドイツ軍のパリ接近に伴い、一年足らずの滞在を余儀なくされました。戦渦迫る不安定な情勢の中でも決して筆を置くことはなく、身近な人物と推測できる子どもや女性の肖像画などが多く描かれています。
特にこうした子どもたちの存在は実子のいなかった藤田にとって、心の平穏でもあり、晩年の創作意欲を掻き立てる喜びであったのかもしれません。

本作で描かれたボネを被った少女は同時代の他作品でも見られ、藤田が気に入って描いた小さなモデルであったのであろう。

　　　1939年油彩 33×24 cm（個人蔵）

略歴

藤田嗣治　Tsuguharu FOUJITA (1886–1968)

エコール・ド・パリを代表する日本人画家。現代においても最も有名な日本人画家として高く評価されている。猫と女性を得意な画題とし、日本画の技法を油彩画に取り入れた「乳白色の肌」の裸婦像は西洋画壇から絶賛を浴びた。その晩年まで制作意欲が衰えることはなく絵画のみならず、銅版画・石版画・木版画などの版画作品でも様々な名作を残している。線の描写が美しい裸婦や子ども、そして猫の銅版画、また色彩で魅せる石版画の母子像、味わい深い木版画など、藤田嗣治の高い芸術性と遊び心が伝わる版画作品の数々は、今もなお世界中の人々を魅了している。

価格帯 (藤田嗣治)

藤田嗣治　「少女」

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藤田嗣治　Tsuguharu FOUJITA (1886–1968)

技法解説

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藤田嗣治 「少女」

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藤田 嗣治 Tsuguharu FOUJITA (1886–1968)

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藤田嗣治　Tsuguharu FOUJITA (1886–1968)