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[新春逸品会] 絵画・版画 > 藤田嗣治　「ヴェールを被った若い女」　

藤田嗣治　「ヴェールを被った若い女」　

Jeune fille au voile

技法	：墨彩

制作年	：1964年頃

サイズ	：33×24.5（画） cm（紙）/ 56.5×47 cm（額）

レゾネNo.	：E64.057.D

状態	：良好

備考	：下部中央にサイン　証明書付（Sylvie Buisson）

価格ライン	：500万円以上

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DB-012369

Web価格 : 14,300,000円

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作品解説

本作は、晩年の藤田作品に多く見られる、聖母マリアを想起させる女性像が描かれています。
1961年、75歳となった藤田はパリの喧騒から離れ、パリの南西に位置するエソンヌ県の村ヴィリエ=ル＝バクルのアトリエで、妻の君代と共に静かな最晩年を過ごしました。
そこで兼ねてからの夢であった礼拝堂の建設に向けて着々と準備を進めます。
藤田はこの「シャペル・ノートル = ダム・ド・ラペ（平和の聖母子礼拝堂）」のために、壁画やステンドグラスを始めとした設計を自ら計画し装飾を手掛けました。
堂内は聖母マリアの生涯にまつわる物語を描いたフレスコ画で覆い尽くされており、この壁画制作で理想のマリア像に辿り着くまでに描かれたであろう作品が散見されます。

＜参考画像＞

　　「平和の聖母礼拝堂」フレスコ壁画のための習作：受胎告知
　　 1965年　ボールペン、鉛筆（個人蔵）
　　

略歴

藤田嗣治　Tsuguharu FOUJITA (1886–1968)

エコール・ド・パリを代表する日本人画家。現代においても最も有名な日本人画家として高く評価されている。猫と女性を得意な画題とし、日本画の技法を油彩画に取り入れた「乳白色の肌」の裸婦像は西洋画壇から絶賛を浴びた。その晩年まで制作意欲が衰えることはなく絵画のみならず、銅版画・石版画・木版画などの版画作品でも様々な名作を残している。線の描写が美しい裸婦や子ども、そして猫の銅版画、また色彩で魅せる石版画の母子像、味わい深い木版画など、藤田嗣治の高い芸術性と遊び心が伝わる版画作品の数々は、今もなお世界中の人々を魅了している。

価格帯 (藤田嗣治)

藤田嗣治　「ヴェールを被った若い女」

作品解説

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技法解説

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藤田嗣治　「ヴェールを被った若い女」　

藤田嗣治　Tsuguharu FOUJITA (1886–1968)