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マリー・ローランサン　「青いターバンをした若い女の肖像」

Portrait d'une jeune femme au turban bleu

技法	：水彩

制作年	：1925-30年頃

サイズ	：25×18 cm（画）/ 48×39 cm（額）

レゾネNo.	：

状態	：良好

備考	：画面右上にサイン　鑑定書付（Paul PETRIDES）

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DB-011376

Web価格 : 2,420,000円

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作品解説

第一次世界大戦勃発を機に、ドイツ人男爵の夫とスペインに亡命したローランサンは新たな画風を模索していました。当時キュビズムの画家の一人として知られていた彼女の画風は次第に変化を遂げ、淡く柔らかな色彩で愛らしい女性たちを描いた独自のスタイルを確立していきます。
終戦後の1921年に夫との離別を告げ、ようやくパリ画壇に復帰したローランサンのもとには、“ローランサンスタイル”で描いて欲しいという伯爵夫人や著名人などから肖像画の注文が次々と舞い込み、一躍エコール・ド・パリを代表する人気画家へと登り詰めていきました。

本作が描かれたとされる1920年代半ば頃になると色彩にも変化が見られ、全体を覆う淡いパステル調をより美しく見せるために黒色を効かせ、画面にもメリハリが生まれるようになります。ローランサンスタイルの真骨頂とも言われる「接吻」（1927年頃　油彩　マリーローランサン美術館所蔵）など数多くの傑作が同時代に描かれています。

＜参考画像＞

「接吻」
　1927年頃　油彩　
　マリーローランサン美術館所蔵

略歴

マリー・ローランサン　Marie Laurencin （1883-1956）

20世紀フランスを代表する女流画家。1904年、アカデミー・アンベールで写実を学び、ブラックとも知遇を得る。 1905年頃、“洗濯船”でピカソらと交友。詩人アポリネールと恋におちる。1912年、パリで初個展。キュビスムの影響から次第に脱し、豊かな感受性でやわらかで憂いを秘めた女性像を描き続けた。舞台装飾、挿画本、版画なども多く手掛けている。

技法解説

｜版画

マリー・ローランサン　「青いターバンをした若い女の肖像」

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マリー・ローランサン　Marie Laurencin （1883-1956）

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