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ヴェルリー　「金魚文鉢」

制作年	：1920-30年代

技法	：オパルセント

サイズ	：H12.2×W49.1×19.8cm

レゾネNo.	：

状態	：良好

題訳	：

備考	：見込みに陽刻サイン Verlys France

附属品	：専用箱付

購入数

DB-GA-1063

Web価格 : 330,000円

創業36周年記念特価 :

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見込みの陽刻サイン

作品解説

本作は、ジャルディニエール（フランス語でプランターの意）と言い、植物や花を飾る装飾花器として作られました。
オパルセントガラスにより、水中で泳ぐ金魚たちの姿が美しく浮かび上がり、装飾部分には金魚の尾びれが象られた斬新なデザインが魅力です。

＜オパルセント＞
ガラス素材に動物の骨灰や亜砒酸を混入して溶解し急冷して再加熱すると、乳濁状で艶をおさえた曇ガラスが出来上がる。この技法をオパルセントガラスと言い、19世紀末より使われ出した技法で、特にアールデコ期の巨匠ルネ・ラリックが愛用して一般化された。

1920年代に創業したフランス、ノルマンディ地方レザンドリーのガラスメーカー、オロファヌ社は主に工業用照明を製造していましたが、1925年に業務を拡大し、ガラス工芸部門を立ち上げます。
グラスや花瓶、ボウルなどのテーブルウェアの制作を始め、ここでの製品を「ヴェルリー」※と名付けました。
植物、花、鳥、魚、幾何学模様などのモチーフ、フロストやオパルセント技法を用いた作品は、1930年代のラリックからの影響が見られます。これはラリックの工房にいたアーティストがヴェルリーのデザインにも関わっていたためでしょう。とりわけ型成形したものはその高い完成度からラリックやサビーノに並ぶ人気を博したそうです。
1935年には米国オハイオに進出、フランスから送られた型を用いて、二国で同じアイテムが作られるようになりました。米国では1950年代、フランスでは1960年代まで生産が続けられます。

※ヴェルリー（Verlys）は、Verrerie des Andelys（レザンドリーガラス工場）の最初と最後の文字から付けられました。

技法解説

｜ガラス工芸

ヴェルリー　「金魚文鉢」

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ヴェルリー 「金魚文鉢」

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