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本作は、<ルッツ コレクション>に収録された作品で、1856年に描かれた油彩画「ロッテルダム」をもとに制作された版画です。 <参考画像> 原画収蔵: アムステルダム市立近代美術館 1856年制作 キャンバスに油彩 / 57×69 cm <ルッツ・コレクション> 出版/制作工房:ジョルジュ・プティ ジョルジュ・ルッツ氏が所蔵していた美術品の作品集であり、彼が亡くなった年に刊行された。内容は、油彩、水彩、パステル、デッサン、ブロンズ像など多岐にわたる。コロー、クールベ、ブーダン、ミレー、ドービニー、ドラクロワといったこの時代の主要なアーティストの作品が計201点紹介されている。
ヨンキントはオランダ東部の町に生まれ、ロッテルダム近郊で育った。父親が船舶からの物品税収税官であったことから、幼いときから海や船に親しんでいた。1848年にパリのサロンに初入選を果たし、外光を巧みに表現する風景画家として注目を集め、多くの画家や批評家と親交を結ぶ。その中にはテオドール・ルソーなどバルビゾン派の画家やボードレール、ゾラも含まれていた。また、1860年代にはブーダンを通じてモネと出会い、戸外制作について直接指導を行なったことが知られている。ヨンキントは青年期に学びとった的確なデッサン力や構図法、ハーグ派などのオランダ風景画の伝統に、戸外制作から生じる明るい色調と自由な筆触を統合させ、独自の緻密さをもった作風を作りだし、印象派の先駆者と位置づけられている。