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本作は、ポートフォリオ集『エゴン・シーレ プライベート・コレクション vol.1』(全集『ファクシミーレ デア モデルネ』の第1巻)に収録された6点の版画のうちの1点です。 巻末に各作品の解説(原画技法、サイズ、所蔵者等)が掲載されています。 ポートフォリオ集『エゴン・シーレ プライベート・コレクション vol.1』 【収録作品タイトル, 原画技法】
『Faksimile der Moderne』は、オーストリアのADEVA(Akademische Druck- u. Verlagsanstalt)社により制作されたポートフォリオ全集。5巻セットで1000部刊行されました。 1巻につき複製版画6点収録。作品は原画サイズ(69 x 49 cm)で復刻され、1点ごとにマット装丁されています。 各作品集の序文解説は、レオポルド美術館の創始者であり、シーレおよびクリムト研究の第一人者である美術研究家ルドルフ・レオポルドが執筆。マイナー作品を中心に複製されています。
※ フォトグラヴュール 写真製版銅版画とも呼ばれる。原画作品をネガフィルムに写しとり、感光剤の塗られた銅版に焼き付け、それを腐食液に浸し、感光部分を腐食させることで版を作る。
1890年、オーストリア・エスターライヒ州トゥルンに生まれる。風景・風俗・肖像画家および版画家。ウィーン出身の父とクルマウ(現 チェスキー・クルムロフ)出身の母をもつことから、チェコ領クルマウにもそのルーツを辿ることができる。1906年、ウィーン美術アカデミーに入学。巨匠グスタフ・クリムトに師事し、多大な影響と支援を受けた。他にも東アジアの芸術、ことに日本画とスイスの画家F.ホドラーの作風が彼の芸術に多大な影響を与えたことも見逃せない。生や死、エロスを題材とした作品はたびたびスキャンダルとなった。1918年、妻エーディトと共にスペインかぜに罹患。妻の死の3日後、28歳の若さでこの世を去った。シーレは20世紀芸術の鍵を握る人物であると同時に、オーストリア表現主義を代表する重要な画家である。