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La Passion du Christ
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オリジナル・ドライポイント全21点を収録。片面・モノクロ刷り。本文は17世紀の旧約・新約聖書から、最も優れた訳文を抜粋したもの。 ≪幻想的リアリズム(マジックリアリズム)≫と呼ばれる、非現実と現実を融合させる独特の芸術表現技法がいかんなく発揮された本書は、『キリストの受難』というテーマを恐ろしいまでにリアルに追及した傑作。
1928年、パリ生まれ。10歳の頃から絵を描き始める。通っていた学校を辞め、1942年からパリ市主催の夜間絵画教室に通い、翌1943年に15歳でパリ国立高等芸術学校に入学を果たす。そこでウジェーヌ・ナルボンヌに2年間師事し、高い評価を得ていた。1948年、パリで最も権威のある新人賞・批評家賞を受賞。この頃から天才画家として有名であった。硬質で鋭く太い針金のような輪郭線、モノトーンに近い色彩を特色とする独自の様式を築き、その画面には人物の不安げな表情などとあいまって第二次大戦後の作者の不安で荒涼とした心象風景が表されている。女性像のモデルは多くの場合、妻のアナベルである。油彩画のみならず、優れた版画も多く制作している。1971年、レジオン・ドヌール勲章を受章。1974年、アカデミー・フランセーズ会員となる。最愛の妻アナベルと生涯を添い遂げる間も彼の孤独が癒えることはなかった。晩年にはパーキンソン病を患い、71歳で自らの命を絶った。日本には早くから紹介され、静岡県長泉町には彼の作品のみを収蔵・展示するベルナール・ビュフェ美術館が1973年開館した。