ムゼイ・アール・デコ&カサ・リス美術館

こんにちは。
ブログをお読みいただきありがとうございます。

国内外のミュージアムの休館で、楽しみにしていた展覧会に足を運べない日々が続いています。
実物と向き合うことがなかなか出来ない今、せめてWeb上で美術館めぐりを楽しんでみませんか?

今回は2つの装飾美術館をご紹介いたします。

まずはモスクワのムゼイ・アール・デコから。(公式ページはこちら

2014年にオープンした新しい民間美術館で、見どころは1900年代初期の彫刻と家具。
総額1億ドル以上のコレクションはMkrtich Okroyan氏が20年以上かけて世界中から集めたもの。

ドゥメトル・シパリュス(1886-1947)の作品を中心とした彫刻作品は900点以上、家具、照明具などが500点以上が収蔵されています。

 

アール・ヌーヴォーの雄、エミール・ガレ(1846-1904)や金工細工の巨匠エドガー・ブラント(1880-1960)なども。


スペイン、サラマンカのカサ・リス美術館もアール・ヌーヴォーとアール・デコが専門。
1995年の開館から25周年を迎えています。(公式ページはこちら

ガレ、ラリック、サビーノらのガラス工芸、シパリュスやクレール・コリネ(1880-1950)らの彫刻のほか、400点を超えるビスクドール・コレクションが見どころだそう。


ドゥメトル・シパリュス
facebook.com より

ルーマニア出身でパリで活躍したシパリュスは、アール・デコ時代の最も重要な彫刻家のひとり。
ブロンズと象牙を組み合わせた魅力的な作品群はバレエや初期の映画から着想を得ています。
ツタンカーメン王墓の発見(1922年)により、古代エジプト文化からも大きな影響を受けました。


1910年頃のコリネ awarewomenartists.com より

クレール・コリネはベルギー出身の女流彫刻家。
シパリュスと同様に古代エジプト文化に触発されたと言われます。
エキゾチックな踊り子のモチーフの作品の数々は、当時のフランスのサロンで高く評価されています。


この度弊社にもあらたな彫刻作品が入荷いたしました。

明日開廊の軽井沢店でもアール・デコ・ミュージアムさながらの彫刻作品がみなさまをお迎えいたします。
当面の間はご予約のお客様のみのご対応となりますが、HPでも詳細画像を随時アップしてまいります。
(*吉祥寺店は5月6日まで臨時休業中です)
気になる作品がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

弊社お取り扱い彫刻作品はこちらからどうぞ

(K・T)