【企画展 吉祥寺】ラウル・デュフィ展 ~テキスタイルとファッション・プレート~(2019年11月)

2019年11月5日

企画展概要

ギャルリー・アルマナック吉祥寺 2019/11/2(土)~11/30(土) open 11:00~19:00 無休


台風が去ってすぐ、暖かな日が段々と少なくなっていき、朝晩の冷え込みが厳しくなってまいりました。そんな晩秋こそ、心も温まるような色彩いっぱいの明るい絵画を皆さまにお届けしたい!との店舗スタッフの要望もあり、11月のギャルリー・アルマナック吉祥寺では「ラウル・デュフィ展~テキスタイルとファッション・プレート~」と題した企画展を開催決定!

1910年から30年にかけ、デュフィが生み出した美しいテキスタイル原画(水彩、素描)や、当時のファッション雑誌に掲載された洒脱なファッション画(リトグラフ、エッチング)など世界的にも大変貴重なラウル・デュフィ秘蔵コレクションを一挙展覧いたします。

オートクチュールの歴史に重要な軌跡を残したラウル・デュフィのテキスタイルデザイン。
ファッションと芸術の秋に、デュフィ作品に触れてみてはいかがですか?

会期は、11月2日(土)~11月30日(土)まで(※終了日は予告なく変更される場合があります)
皆さまのご来場を、スタッフ一同、心よりお待ちしております。

出品予定作品(抜粋)

ビアンキーニ=フェリエ社のためのテキスタイル原画/服飾デザイナー ポール・ポワレのための服飾画

1912年、デュフィはリヨンの絹織物会社ビアンキーニ=フェリエ社と契約し、テキスタイル部門のアートディレクターとしてデザインを手がけました。同社の技術水準は非常に高かったため、デュフィはデザインと布地の研究に専念することが出来ました。 この時期、デュフィは衣服用および家具用の織物にプリントするために、多くのデッサンやグワッシュ画のコンポジションを制作しています。

デュフィの描く装飾版画に魅せられた有名ファッション・デザイナーのポール・ポワレは、その木版技術を布地に移すことを考案し、ともにテキスタイルのデザインに携わることとなります。
この時期、ポワレがデザインしたドレスやマント、および室内調度の装飾には、デュフィがビアンキーニ=フェリエ社に提供した生地図案が数多く使用され、その共同作業は1925年ごろまで続けられました。上記作品のような水彩や素描によるスケッチはポワレが新作をモード雑誌に紹介するために制作されました。

 

ファッション誌《ガゼット・デュ・ボン・トン》第1号(創刊号)収録 デュフィのデザイン画リトグラフ

『ガゼット・デュ・ボン・トン』とは「上品で美しい雑誌」という意味です。副題に「芸術・ファッションと婦人装身具」とある通り、芸術性豊かなファッション誌であり、<20世紀最大のモード誌>とも称されています。『アール・エ・デコラシオン』誌の編集主任であったリュシアン・ヴォージェルが1912年11月に創刊し、以後、第一次世界大戦により一時休刊を余儀なくされたものの、1925年12月まで刊行されました。

1920年に出版された本号は、ビアンキーニ・フェリエ社のために制作された8点のスタイル画を収めたデュフィ特集号でした。それぞれの作品はデュフィによるオリジナル・デザインで、このスタイル画を元に、フェリエ社は様々な生地とテキスタイルを組み合わせて、その年の最新ファッションを発表しました。 

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展示風景



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【店 舗】
ギャルリー・アルマナック 吉祥寺
営業時間:11:00~19:00 会期中無休
住  所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-18-15 アクセス
・TEL 0422-27-1915 (ギャルリー・アルマナック 吉祥寺)