【6月企画展】ギャルリー・アルマナック吉祥寺「ジューン・ブライド 愛と花束の絵画展」開催中!


こんにちは。
ブログをお読みいただきありがとうございます。

結婚式を挙げるカップルが増える今月「6月」。
皆様の周りにもご予定されている方々がいらっしゃるかもしれません。
しかし、そもそもなぜ6月なのでしょうか。

そのいわれは諸説あるそうですが、有力視されているのが古代神話です。
その説によると、6月の英語名Juneの由来になっているラテン語のJuno、このJuno(ユノ)は古代ローマ神話では結婚や出産を司り女性を守る女神。

純白のドレスは女性の永遠のあこがれ

 

実際に毎年この月が巡ってくると、ユノを祀る祭礼が行なわれており、この時期はユノの庇護が受けられるという言い伝えがあったことから6月に結婚式を挙げるジューン・ブライドが欧米で流行。
今では日本でも各地で見られる6月の風景となりました。 
そこで今回のギャルリー・アルマナック吉祥寺では、6月の花嫁に祝福を捧げる特別展を開催。
“恋人”や”結婚”、また結婚式には欠かせない”花”を主題に、時代や作風が異なる画家たちが手がけた作品40点を展示しております。
ご利益が詰まった必見の恋愛パワースポットかも知れませんよ!

出品作品の一部を紹介いたします。


クリスティーヌ・ツゥーゾー「お昼寝」(エッチング Ed.32/99)
額付サイズ:43×48cm

原っぱで羊たちに囲まれて気持ちよさそうにお昼寝をするカップル。
結婚式あるいはプロポーズの前後の幸福なひと時のようです。
二人は抱き合いながらどんな夢を見ているのでしょうか。
全てのものがふわりと溶けあい優しさに包まれた瞬間が見事に描き出されています。
作者のクリスティーヌ・ツゥーゾーは、1947年生まれのフランス人女流画家。
水彩画と銅版画(エッチング)を得意とし、70才を超えた現在も精力的に創作活動を続けています。


マルク・シャガール「花束とさくらんぼ」(1987年 リトグラフ)
額付サイズ:79×106cm

窓辺に置かれた大きな花鉢。
大切な人から届けられた贈り物でしょうか。
活き活きと咲く花々の片隅には、瑞々しいさくらんぼが添えられています。
花や果物はほぼ実物大に描かれており、シャガールらしい優しさと色彩を感じるとともに、リアルな躍動感も伝わってくる一点です。


ガストン・ジェラール「プリマヴェーラ」(1890年頃 水彩)
額付サイズ:55×55cm

19世紀末のパリ。
ミュシャやシェレ、グラッセら一流ポスター画家の人気の陰で、活動をつづけたガストン・ジェラール(1878-1969)による肉筆水彩画。
ルーベンスを思わせるようなふっくらとした体形の優美な女性像に、美しい装飾を組み合わせたアール・ヌーヴォーのデザインで、当時のポスターやメニュー、ポストカード、雑誌などを彩りました。
人生の新しい門出、結婚という「春(=プリマヴェーラ)」の慶びにふさわしい作品。

こちらの3点を含めて、本展では当店での展示は初めてとなる作品を多数ご用意しております。
ご結婚やおめでたい話題の近いご友人やご家族の贈り物にもおすすめの、思いがけない出会いがあるかもしれません。

皆様のお越しをお待ちしております。

(R・K)