【11月企画展】吉祥寺「イカール展」、軽井沢「冬季休廊特別セール」開催中!

お待たせいたしました。
少しずつ冬の足音が聞こえるようになってきたこの頃。
通年営業の吉祥寺店と異なり、冬季は休廊させていただく軽井沢店はいよいよ11月、本年最後の開廊月が始まりました。
新たな月を迎え、本日より開催スタートのギャルリー・アルマナック吉祥寺およびアトリエ・ブランカ軽井沢の企画をご紹介しましょう。

ギャルリー・アルマナック吉祥寺企画展「イカール展」

ギャルリー・アルマナック吉祥寺は、今月皆様を1920年代のパリへとお連れいたします。
忌まわしき第一次世界大戦が終わり、人々が再び平和の喜びをかみしめたこの時代。
それは同時に、18世紀後半に始まった産業革命の発展が一定の成熟を遂げ、自動車や最新の機械技術が一般市民の生活にも普及してきたころでもありました。 

芸術の都、そしてモードなファッションの先端をいくパリでは、そうした近代化の流れから誕生したデザイン様式であるアール・デコの作風で時のモダン・ダールを描いたファッション画が大流行。

元々ファッション雑誌のイラストレーターとしても活躍していたルイ・イカールは、高級アパレルブランド「パキャン」の売り子を妻に迎えたこともあり、時代のトレンドを読む洞察力に長けていたのでしょう。
イラストレーターとしての下積み後、彼が制作を始めたエッチング(銅版画)は、時代の風潮にぴったり合致した作風で大いにもてはやされました。

「コーシングII」
「パーフェクトハーモニー」

 
その生涯に500点以上もの作品を制作したイカール。
大きく分けるとイカールの作品は、「コーシングII」や「パーフェクトハーモニー」(上)のように、
①小粋で自由闊達なパリジェンヌを主題にした作品のほか
②裸婦など、ややエロティックな主題(左下)、
③オペラ劇や文学小説のヒロインを題材にした作品(右下)
に大別されるとされ、その幅広い作品のスタイルでフランス国内のみならず、アメリカでも絶大な人気を博しました。

「幻影」 「リリーズ」

この他、イカール芸術の美を余すところなくご堪能いただける本展。
妖艶で蠱惑的、制作から100年余りを経た今なお、普遍的な美しさを放ち続ける女性たちがあなたに出逢う日を心待ちにしているようです。

「藤田嗣治 遺作展」

また、今年生誕130年を迎えた日本人画家・藤田嗣治。
改めて藤田の生き様や画業を振り返る回顧展が1年にわたり全国各地で開催されてきました。 

その記念の年の最後を締めくくるべく、当店でも2か月にわたり「藤田嗣治 遺作展」を堂々開催!
同時代を生きた二人の巨匠画家の作品を合わせてご覧いただけるスペシャルな企画展をどうぞお見逃しなく!


そして11/27(日)まで、今季の営業は残すところ4週間となったアトリエ・ブランカ軽井沢。
今年も多くのお客様と、価値あるアンティークのお品々との橋渡しをさせていただいたご縁に感謝して、店内商品を30%~50%の特別価格にて(一部商品を除く)ご提供いたします!

マイセン「アップリケカップ&ソーサー」 シャガール「以心伝心・18」 デュフィ「赤い葉模様」

有名巨匠の絵画・版画作品から、高級磁器・ガラスブランドの逸品まで、画商歴30年のオーナーが選りすぐった特選品を大サービス。
通常はそこまでのお勉強をさせていただけないお品をリーズナブルにお求めいただけるチャンスかもしれません。

冬支度を直前に控えた11月の軽井沢ですが、都心では見られない燦爛たる広葉樹の紅葉と清澄な空気を仰ぎに是非いらしてくださいませ。
両店への皆様のお越しを心よりお待ちしております。

ギャルリー・アルマナック吉祥寺 店舗詳細
アトリエ・ブランカ軽井沢 店舗詳細 

(R・K)