3月は「パリ、アール・デコのファッション画展」を開催予定です


こんにちは。
ブログをお読みいただきありがとうございます。

厳しい寒さが続くこの季節。
しかし、毎年この時期はそんな酷寒も吹き飛ぶほどの熱い盛り上がりを見せるイベントが、世界の各都市で開催されます。
ニューヨーク、ミラノ、ロンドン、パリ、東京を舞台にするこのイベントこそ、 ファッション・ウィーク。

また今年は、三菱一号館美術館や世田谷美術館などでもファッションにまつわる美術展が開催されていますね。
海外では、イギリス版『VOGUE』の創刊100周年記念展も開かれているそうで、ファッションへの注目度がいつも以上に高い今年。
一体、次はどんなトレンドが流行するのでしょうか。

1920年代のファッション

ギャルリー・アルマナック吉祥寺でも、来月はファッションを特集。
なかでも、現代ファッションの黎明期ともいえる1920年代にフォーカスした「パリ、アール・デコのファッション画展」を開催予定です。
第一次世界大戦が終了し、ヨーロッパ全体が平和を謳歌した1920年代。
特にフランスでは女性の社会進出が進み、仕事と余暇を充実させたい女性たちのファッションが、もっと活動的にスタイリッシュに進化したのは至極当然のこと。

窮屈なコルセットの上に裾の長いドレスを着る動きにくいファッションと変わり、ひざ丈スカートやハイヒールをまとった快活なスタイルや、ゆったりとしたシルエットの着心地のいい洋服が誕生。
ヘアスタイルも劇的に変化しました。

「ガゼット・デュ・ボン・トン」(デュフィ特集号)1920年夏のローブ

 
トレンドやモードをいち早く発信したこの時代のファッション雑誌については、これまで何度かブログ内でご紹介いたしました。

>20世紀最大のモード誌『ガゼット・デュ・ボン・トン』~デュフィやイカールも挿絵を描いた瀟洒な雑誌~
>パリジェンヌのエレガンス指南誌『Art.Gout.Beaute』

来月の企画展では、これらのファッション雑誌をはじめ、数々の有名イラストレーターが手がけたファッション・プレートを展示販売。
約100年が経過した今も色褪せない、モダンでシックなパリの女性の姿を見に是非いらしてください。

企画展は3/1より3/31まで。

(R・K)