銀座古書市を訪ねて


こんにちは。
ブログをお読みいただきありがとうございます。

先日、何やら面白そうなイベントを耳にして銀座まで足を延ばしてまいりました。
松屋銀座で毎年開催されているという催事「銀座 古書の市」(1/20-1/25)。
日本全国から有力古書店が銀座に集い今年で何と開催32年目。
書籍や雑誌はもちろんのこと、ブロマイド写真、浮世絵、掛け軸、映画パンフレット、ポスター、招待券、などありとあらゆる紙にまつわる古いものが出品され、多くの人で賑わっていました。

今回は、全ては見きれないほどの膨大な商品の中からふと何気なく手にした「江戸の彩飾」という生地の色見本帳を購入。
行書体で書かれた美しい和色名が一片の生地見本とともに並び、かなり年季が入っています。
染織職人が仕事で用いていたのでしょうか。誰かが私的に所有していたのでしょうか。
商品のそれぞれに隠された物語がある気がしてなりません。

今回は百貨店で開催された催事でしたが、現在でも街角でぽつぽつと見かける古書店。
一歩足を踏み入ればそれはきっと、書籍との一期一会の出会いをもたらす特別な時間になることでしょう。

(R・K)