10月は「ミュシャ展」を開催予定です
こんにちは。
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
秋もたけなわ。シルバーウィークは朗らかな気候に恵まれましたね。
さて、来月のギャルリー・アルマナックは重厚感のある装飾模様と美しい女性像でいつの時代も私たちの心を捉えるアール・ヌーヴォーの巨星ミュシャを特集。
出品予定の注目作品は、実りの季節にふさわしい「秋」。
四季の各季節を擬人化した四枚の人気連作の一点です。
収穫した果物を抱きゆったりとこちらを見据える秋の女神。
足元には一編のこんな詩が。
L’Autumne symbolisant la maturité de l’année et portant la Thyrse des vendanges présente les fruits qu’a doré le soleil de l’été
“秋”
それは一年の成熟の象徴であると共に、テュルソス神の導きによる、黄金色の夏の太陽がもたらす果実の収穫を意味する
何気なく添えられた美しい詩が、作品に深い味わいを与えていますね。
装飾的な文様や幾重にも重なる線・・・・
荘厳な雰囲気を帯びたミュシャ作品にはこれからの季節、秋や冬がとても合う気がします。
来月の特集では「秋」をはじめ、ミュシャの生前に制作されたオリジナル版画約40点を出品予定。
10/2から始まる新しい展示をお楽しみに!
(R・K)