9月は「デュフィ展」を開催予定です


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来月のギャルリー・アルマナック吉祥寺では、喜びに満ちた生命力溢れる画風で知られるラウル・デュフィを特集いたします。
ラウル・デュフィ(1877-1953)。彼は驚くほど多彩な才能を持つ芸術家でした。

まずは言わずと知れた画家としての才能。

故郷ノルマンディー地方の深い青々とした海の光景から、きらきらと眩しい太陽の光をうけて輝く南仏の海岸線・・・デュフィが感覚的に生み出す形や色彩は、瞬きをした瞬間には同じ景色ではないのではないかと思えるほど、今にも動き出しそうな躍動感と瑞々しさを湛えています。

特に、レガッタや競馬場、花々、オーケストラなどはデュフィが繰り返し見つめた主題でした。



また、テキスタイルデザイナーとしてのデュフィの才能も忘れてはいけません。
花柄や草木模様だけでなく、何とテニスコートや舞踏会などをテーマにした斬新なデザインの生地を生み出し、1920年代のパリモード最前線で活躍したデュフィは、ファブリック・デザインの革新者とも謳われています。



他にも、陶芸や家具、タペストリーのデザインや舞台美術なども手がけた天才芸術家デュフィ。
来月の企画展では、肉筆のテキスタイル原画や素描をはじめとした約50点を出品予定。

観る者の心を自然と前向きにするような、明るく軽やかな「生」に満ちたデュフィの作品をご覧に是非お越しくださいませ。(会期:9/1-29)


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(R・K)