図書館はここまで進化!オランダで誕生したファッション図書館


こんにちは。
ブログをお読みいただきありがとうございます。

そろそろ梅雨明けも近いこの頃。
クローゼットの洋服が完全に夏仕様になる日もすぐそこ、でしょうか。
素敵なファッションに出会ったら誰しも新しい一着を手に入れたいもの。
街には手頃な価格で気軽に購入できる洋服店があふれていますが、”ファストファッション”の名の通り、ワンシーズンしか着ないで捨ててしまったり、クローゼットの奥に眠ってしまったり・・・
便利で快適な暮らしを生んだ大量生産・大量消費というサイクルは一方で、環境破壊という深刻な弊害も生み出しています。

日本だけでも年間で約100万トンもの衣料品が廃棄されている現代。
使い捨てのような物質文明は、文明の成熟した豊かな社会と言えるのでしょうか?


そんな現代社会を危惧し警鐘を鳴らすべく、2014年12月オランダ・アムステルダムに誕生したのが、ファッション図書館「LENA」。

ここで借りられるのはファッション関連の書籍ではなく、何と衣料品や服飾雑貨。
月20ユーロほどのレンタル料を払えば、店内の洋服を自由に借りられ、返却期限は5日。

ヴィンテージブランドから新しいデザイナーのものまで幅広く取り扱い、随時、寄贈も受け付けているので毎度新しいコレクションが楽しめるそうです。
振り向きもしなくなった服が、また誰かの手元に渡れば洋服もきっと喜んでいるはずですよね。


LENA共同設立者の4人

 

ファッションやお洒落は存分に楽しみたい。
けれども、限りある資源の地球とサステナブルに向き合って行く努力が必要な現代。
「LENA」と同じようなサービスが、日本にも登場する日が待ち遠しいです。


(R・K)