アンティークポストカードで巡る時空を超えた旅


こんにちは。
ブログをお読みいただきありがとうございます。

皆様こちらの映画はご覧になりましたか?
ウディ・アレン監督の映画「ミッドナイト・イン・パリ」。

小説家になることを夢見る主人公ギルが婚約者家族とパリを訪れている最中、ひょんなことからタイムスリップしてしまった先は憧れの1920年代。

ピカソやフィッツジェラルド夫妻、ヘミングウェイにダリ、マン・レイなどその時代を象徴する偉大な芸術家たちが目の前で交流する信じがたい光景に驚くも、半信半疑のままギルも仲間に加わることになり・・・・


映画の一幕で印象的だったのが、ギルが1920年代から現代へと戻るシーン。
一度店を出てしまうと、さっきまでヘミングウェイらと談笑していたシックなバーは、簡素な現代のコインランドリーに様変わり。
パリならずとも日常的な光景が100年前、200年前はどんな場所だったのか。
そこにタイムスリップしたら、どんな世界が待っているのだろう・・・と思わず思いを馳せてしまう映画です。


そんな時空を超えた旅は、実は当店のある商品でも簡単に楽しむことができます。
それが、アンティークのポストカード。
こちらは1900年代初頭(1900-20年頃)に書かれたもので、可愛らしいイラストと柔らかい色合いが素敵です。
カードの裏側からエンボス(空押し)加工により、カード全体に立体感を与えています。



消印や宛先の住所ははっきりと残っており、その消印は1909年4月10日午前10時。
さらに、カードが送られた先のベルギー・リエージュ州をインターネットを使って検索してみると・・・
レンガ造りの建物が並ぶ簡素な通りの一角に、その場所はありました。
恐らく100年前もここに建っていて、歴史を見つめてきたような重厚感が建物から漂います。
宛名のジェルメーヌという女性は、一体どんな方だったのでしょうか。
この建物はきっと彼女を知っているのでしょう。

皆様も、是非当店でアンティークポストカードをお手に取ってみてください。
100年前に届けられた小さなカードには、小説になりそうなほどロマンがある、時空を超えた想いが詰まっているはずです。

(R・K)