5月「マグリット版画展」が始まりました

 

お待たせいたしました。
今月の企画展「マグリット版画展」がいよいよスタートです。
「マグリットが大好き」というお客様が、この企画展のためにすでに何名もお目見えくださっております。
国立新美術館で現在開催中のマグリット展は、実に13年ぶりの回顧展。
マグリットファン待望の作品群の来日に美術館は連日大盛況なんだとか。

その美術展で版画販売を担当している弊社が、今回直営ギャラリーでもマグリット版画を同時販売!
美術館ではすでに売り切れてしまった作品を含め、吉祥寺店のみでお求めいただけるリトオブジェなど多数ご用意しております。

今回の出品作のほとんどはマグリット財団監修の元、制作され高級感漂う赤い表紙のポートフォリオに収められたリトグラフ。

サイズは3種類で、
ポートフォリオ I・II・III が大判(2003年制作)
ポートフォリオ IV・V が中判(2013年制作)※下写真
ポートフォリオ VI が小判(2013年制作)※下写真
大判サイズには各8点×3の計24点、中判サイズには各20点×2の計40点、小判サイズには16点の代表作が収録されています。

限定出版数は大判275部、中判275部、そして小判が300部。
※今回、大判ポートフォリオは当店企画展には出品しておりません。

また、各シートの左下には限定部数を証明するエディションナンバーと、マグリット財団代表者チャーリー・ヘルスコヴィッチ氏のイニシャルサイン。
さらに、フランス著作権管理団体(ADAGP)とマグリット財団のエンボススタンプが押されています。

「夢の鍵」のリトオブジェ
「大地の深みあるいは風景」のリトオブジェ

こちらは「リトグラフィオブジェ」。
マグリットは、フレームや箱など区切られた空間に文字や事物を描き込む独特の手法をよく用いました。
今回、このユニークな表現作品6点を立体的な変形額で実際に再現。
こちらも財団が監修し各300部限定で復元した稀少品。マグリットの不思議な世界がまるで絵から飛び出してきたよう!

20世紀シュルレアリスムの巨匠、ルネ・マグリット。
彼の創り出す摩訶不思議で奇天烈な世界観は、単に偶発的な意外性で私たちを混乱させるものではなく、生真面目な性格や理性、知性によって生み出された計算された美学。

「目に見えるものはいつも他の何かを隠している」というマグリットの有名な言葉は、マグリットの哲学を読み解く重要なキーワードかもしれませんね。
多くの皆様のお越しを心よりお待ちしております。
弊社所蔵のマグリット作品はこちらよりご覧くださいませ。

(R・K)