トップ > 企画展 > 終了した企画展　2018 > ギャルリー・アルマナック吉祥寺　海を渡った画家三人展

ギャルリー・アルマナック吉祥寺　
海を渡った画家三人展

2018/2/1(木)～2/28(水)　会期中無休

企画展概要

古き良き時代のパリに生きた三人の天才画家－藤田嗣治、長谷川潔、浜口陽三

2月のギャルリー・アルマナックでは、祖国を離れ芸術の都パリに”外国人”として生きた
三人の日本人画家、「藤田嗣治」「長谷川潔」「浜口陽三」を特集いたします。

藤田嗣治

藤田嗣治（1886-1968）がパリに渡った1913年当時、世界中の才能あふれる若者たちが、抒情と退廃と新しい芸術を求めてパリのモンマルトルやモンパルナスに集まりました。彼らはやがて『パリ派』と呼ばれるようになり、ピカソやシャガール、ドランら若き天才たちとともに、藤田もまた独自の創作技法「乳白色の下地」の圧倒的な美しさでパリ画壇の脚光を浴び、一躍時代の寵児となりました。

長谷川潔
長谷川潔（1891-1980）は、1900年代のパリを舞台に活躍し、失われていた古典的銅版画「マニエル・ノワール（メゾチント）」を現代技術で復活させました。その幻想的な主題と繊細な描写、静謐な黒の世界は、まるで美しい悪夢のように魅惑的で、後世の画家たちに多大な影響を与えました。

浜口陽三

浜口陽三（1909-2000）は、「メゾチント」の技法をさらに探求し、独自の「カラーメゾチント」を開発、それまでのモノクロのみの銅板画とはまた違う、新しい境地を切り拓きました。ベルベットのような柔らかな黒地に浮かび上がる赤や緑、黄の美しさは、観る者に鮮烈な印象を与えます。

三者三様に唯一無二の世界観をもち、その芸術性に対する世界的評価は高まる一方です。
今回の企画展では銅版画の他、パリで入手した藤田の肉筆画などを特別出品。
会期は、2月1日から28日まで。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。

また1月の「アート・バザール」に続き、2月は「アンティーク・バザール」を同時開催！
手彩色のアンティーク・カップや銀器、香水瓶、ジュエリーなど、厳選された１点物の逸品を
2月だけの特別価格でご紹介いたします。是非、この機会をお見逃しなく！


ババリア「デミタスカップ＆ソーサー」	ジュエリー各種（本格派モーニング・ジュエリーからトリファリ、クレメンツなどのヴィンテージ・ジュエリーまで）	コティ（ラリック工房）「香水瓶」

展示風景

おすすめ作品


藤田嗣治　「子供の芸術家」リトグラフに手彩色 1961年 66×59 cm（額サイズ） H.C.(限定120部) レゾネNo.SB 61.33	藤田嗣治　「メッサリーナ」挿画本『猫の本』よりコロタイプ 1930年 47×43 cm（額サイズ）限定500部レゾネNo.SB 30.127


長谷川潔　「小鳥と胡蝶」マニエルノワール 1961年 48×58 cm（額サイズ）限定70部レゾネ№ H-321 直筆サイン　エンボス印有	長谷川潔　「花瓶に挿したコクリコと種草」ビュラン 1937年　50×44 cm（額サイズ） E.A.（限定50部）　レゾネNo.H-343 直筆サイン


浜口陽三　「22のさくらんぼ」メゾチント　1988-91年 49×81 cm（額サイズ）　限定35部レゾネNo.178-4-IV　サイン入り	浜口陽三　「緑のさくらんぼ」メゾチント　1981-89年 41×31 cm（額サイズ）　限定145部レゾネNo.168-4　サイン入